Jupyter notebook + RISE で講義をする

モチベーション

機械学習+プログラミングの講義をやることになった(全15回)。 つい勢いで、 Python を教えながら機械学習のアルゴリズムも教えて、なんならアルゴリズムの実装も行う、みたいな授業計画にしてしまった。

ここで困るのが授業の進め方である。当然スライドを用いて講義をすることになるのだが、 PowerPoint などで講義するイメージができない。 スライドと Jupyer notebook を行き来して講義をしようかと考えていたのだが、 Jupyter notebook でプレゼンテーション自体もできるらしいということがわかったので、 そのやり方をいろいろ調べてみた。それをまとめたい。

RISEのインストール

人はだいたい Anaconda を使っていると思うので、

conda install -c damianavila82 rise

でインストール。

基本的な使い方

Jupyter notebook を開くと、下の図の赤で囲ったようなボタンができているはず。 あと Markdown のセルを作ると、 Slide Type というのが選べるはず。

Jupyter notebook 起動画面

  1. Markdown のセルを作って Slide Type で Slide を選択
    • 中でコードを見せたいときには次のセルで普通にコードを書く セル
    • Sub-Slide を使うと下に移動できるようになる。大きなテーマは Slide で書いて、その細分を Sub-Slide で書くといいかも。
  2. 普通の Markdown の記法でスライドの中身を書く
  3. 上の図の赤で囲ったボタンを押すとスライドショーが始まる

が基本的な流れです。こんな感じのスライドショーになります。

スライドショー

設定

Edit >> Edit Notebook Metadatalivereveal で RISE の設定ができます。 スライドショー

ここ にいけば設定できる内容が見られる。

見た目を変えたい

なんか字が大きかったりとか、見た目がダサいなあというときには css でなんとかしないといけない。 特にいじりたかったのは

CSS ファイルの準備

私はこんな感じのCSSファイルを作った。

CSS ファイルの利用

notebook のはじめにコードのセルを作り、

%%HTML
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="path/to/css">

と書くと CSS が適用される。

実例

ここで資料作ってます。誰か作ってください…。